東京外国語大学言語モジュール

フィリピン英語発音
How can I forget her?"forget", "her"の/r/は米英語と同様に接近音で発音されている。
She’s the one who won Miss Teen Philippines right?"Teen"の/t/は気音が弱い(比英語の特徴)。
She’s gotten prettier. She’s in college and she’s taking up Tourism."gotten"の/t/と/n/の間には母音が発音されており、母音間に挟まれた"tt" /t/はたたき音[ɾ]で発音されている(母音間の"t"がたたき音になるのは米英語と同様)。
Her Dad just bought her a new one last month."new" /nju:/の/j/は脱落して、「ヌー」のような発音になっている。米英語・カナダ英語にこの傾向が見られる。
Oh, if she has these material things,"things"の"th"は無声歯茎破裂音[t]で発音されて、「ティンス」のように聞こえる(比英語の特徴)。
why not give her something she will never forget."something"の"th"も[t]で発音されており、「サムティン」のように聞こえる。また"forget"の語末の/t/は開放が省略されて、「フォアゲッ」のような発音になっている(比英語の特徴)。
Like what experience?"experience"に文アクセントが置かれている(米英語・英英語では通常は"what"に文アクセントが来る)。
Travel somewhere!"Travel"の"v"と"l"の間の母音は明確な音色を持った強母音で発音されている。また音節を単位に持ったリズムで発話されている(米英語や英英語は強勢が置かれる間隔をリズムの単位とする)。また、"somewhere"の"-where"の部分に語アクセントが置かれている(米英語・英英語では"some"に置かれる)。
My officemate went there last month and was able to get a promo!"month"の"th"は無声歯茎破裂音[t]で発音され、「マントゥ」のように発音されている(比英語の特徴)。
Wow! But Diane has been to Boracay already."already"の/r/はたたき音[ɾ]で発音されている(比英語の特徴)。
Then why not try Palawan?"try"の/r/もたたき音[ɾ]になっている(比英語の特徴)。
I know she will love it.英・米英語とは異なり、"will"の/l/は「明るいl」で発音されている(英・米英語では母音の後の/l/は「暗いl」で発音され、ウ/オの音色を伴う)。
So go and book your trip immediately."trip"の/r/もたたき音[ɾ]になっている(比英語の特徴)。
By the way her birthday is Saturday next week. Please be there."the"の"th"は有声歯茎破裂音[d]で発音され、「ダ」のように聞こえる(比英語の特徴)。