A
Let’s go back to Anna’s house and get the authorization letter.
アナの家に戻って、委任状を取って来ようよ。
"back"の"a"は米英語よりも口を大きく開けて、日本語の「ア」に近い音で発音されている。また"authorization"の"th"は無声歯茎破裂音[t]で発音され、「オートリゼイション」のように聞こえる(比英語の特徴)。"letter"の/r/は米英語と同様に接近音で発音されている。
authorization letterproxy"authorization letter"は"proxy"のこと。「委任状」
B
If we go back, we will not make it for today’s cut-off.
もし戻ったら、今日の締切時間までに間に合わないよ。
全体として音節を単位に持ったリズムで発話されている(米英語や英英語は強勢が置かれる間隔をリズムの単位とする)。また、"will"の/l/は「明るいl」を用いて発音されている(英・米英語では母音の後の/l/は「暗いl」で発音され、ウ/オの音色を伴う)。
It's very traffic along the highway going to her house.
アナの家に行くときの高速道路はとても渋滞してるよ。
very trafficheavy traffic"very traffic"は"heavy traffic"のこと。「交通渋滞」
Let’s print the letter the in... in the internet café instead, and I’ll try to copy Anna’s signature.
代わりにネットカフェで委任状を印刷して、アナのサインを私が真似するよ。
"instead"は米英語・英英語とは異なり、第1音節に第1強勢が置かれている(比英語の特徴。米英語・英英語では第2音節に置かれる)。
A
Are you sure? Don’t do that.
本気?やめなよ。
You might be sanctioned if they find out that you falsified her signature.
アナのサインを偽造したのがバレたら、罰を受けるかもよ。
B
Well, I think it’s just fine.
いいよ、大丈夫だって。
How would they know?
気付くはずがないって。
A
If I were you, I wouldn’t take the risk.
私だったら、そんなリスクを冒さない。
B
So what do you suggest?
じゃあ、どうすればいい?
A
What if I ask our houseboy to come over and bring the letter?
お手伝いさんに委任状を持ってくるよう頼むのは?
houseboymale house keeper"houseboy"は"house"と"boy"を組み合わせた語で、「(男性の)ハウスキーパー、お手伝いさん」の意味。
B
That would be possible without the heavy traffic.
交通渋滞がなければ、それも出来るでしょうね。
A
Then let’s just inform Anna about it,
だったら、アナに伝えればいいじゃない。
inform Anna about itinform Anna of it"inform Anna about it"は"inform Anna of it"の意味。「アナにそれを伝える」
and we process her enrollment tomorrow since we couldn’t catch the cut-off this afternoon.
今日の午後の締切に間に合わないから、彼女の履修登録の手続きは明日するということね。
I’m sure, she’ll understand.
アナは理解してくれるよ。
"understand"の"a"は米英語よりも口を大きく開けて発音され、「ア」に近い音になっている(比英語の特徴)
Place: 大学内
Situation: 体調が悪いクラスメートから履修登録を頼まれたテレーズが、大学に到着すると委任状を忘れたことを思い出し、そのクラスメートの代わりに署名することを思いつく。