東京外国語大学言語モジュール

インド英語発音
Richa, I need your advice."Richa"と"your"の/r/はたたき音で発音されている(印英の特徴)。
What is the matter?"What"、"matter"の/t/は反り舌の[ʈ]を用いて発音している(印英の特徴)。英英語、米英語では、"what"などの疑問詞で始まる疑問文は下降調のイントネーションとなるが、インド英語では上昇調となることがある。
Madhu is going overseas on a new project."going"や"overseas"の"o"は単母音を用いて「ゴーイン」、「オーヴァーシーズ」のように発音されている(印英の特徴)
She wants to buy some Indian handicrafts as gifts for her colleagues there."colleagues"のアクセントが"-ea-"の部分に置かれ、最初の音節の母音は弱化している(英英語、米英語では最初の音節にアクセントがある)。"handicrafts"は英英語・英米語では最初の"han-"に第一アクセントが置かれるが、ここでは両方の要素が同じ強さで発音されている。 
Where do you think we can get nice handicrafts in Delhi?"Where"の/w/は[ʋ]で発音され、"think"の"th"の部分は日本語の「タ行」のように発音されている(印英の特徴)。また、"Delhi"の/l/は明るいlで発音されている。前述の"what"疑問文と同様に、上昇調で発音されている。
See. There're many places that you can try. One is Dilli Haat."There"の"th"は破裂を伴い、日本語の「デ」のように聞こえる(印英の特徴)。また、"can"は英英語のように「カン」のような発音になっている。
There is also the Cottage Emporium in CP where you can get lots of handicrafts and stuff."the Cottage Emporium in CP"は繋げて発音されて、「ディコーテジエンポリウミンスィーピー」のように聞こえ、/r/はたたき音で発音されている。ここでも、/t/はそり舌の[ʈ]で発音されている(印英の特徴)。
You can also go to the state emporiums in CP itself."itself"の/l/は明るいlになっている(印英の特徴)。
Good. I think, Madhu should also consider buying Indian tea as gift for her colleagues."Good"の語末の/d/は閉鎖が解放されず、聞こえない(英英語、米英語と共通)。"think"の"th"は破裂を伴い、日本語のタ行音のように聞こえる(印英の特徴)。
Sure. She can carry different kinds of teas with her."Sure"の/r/はそり舌接近音[ɻ]で発音されている。carryの/r/はたたき音で、日本語のラ行音のように聞こえる。また、アクセントが第2音節の"-ry"に置かれている。