Situation in Japanese
Welsh English
Japanese
Pronunciation
Vocabulary
A リアン Rhian B マイク Mike
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A
And that one was taken on a hike on the Llyn Peninsula.
それで、これがリーン半島のハイキングで撮った写真ね。
"Llyn"の"Ll"は舌先を歯茎につけて、その脇の狭い隙間から呼気を出すことで発音している(無声歯茎側面摩擦音)。標準的な英語にはない、ウェールズ語由来の子音。
Llyn Peninsula "Llyn Peninsula"はウェールズ北西部のアングルシー島の南に位置する半島のこと。「リーン半島」
B
Oh, there's lovely!
へえ、すごい!
平叙文であるが、文末に向かって声の高さが高くなっていく(up-talk; ウェールズ英語の特徴)。"there"の"r"は発音されていない(non-rhotic;イングランドの英語と同じ)。
there's lovely! that's lovely! "there's lovely!"は"that's lovely!"の意味。「すばらしい!」
You got a good eye for a photo, don't you.
写真を撮るのが上手いんだね。
"got"の"t"、"good"の"d"はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音になっている。"photo"は強いアクセントのある"pho-"ではなく、第二アクセントのある"-to"で高いピッチから下がっているため、"-to"の方が強く聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。
Oh, you make me wanna go for a hike.
僕までハイキングに行きたくなるような写真だよ。
"hike"の"k"は、閉鎖が非常に長く保たれている(ウェールズ英語の特徴)。
A
Well, we're in the most gorgeous country for hiking,
ええ、ハイキングするには一番素晴らしい国にいるからね。
"we're"の"r"はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音になっている(ウェールズ英語の特徴)。通常このrは発音されないが、次の単語が母音で始まるため、ここでは発音されている(linking-r; イングランドの英語と同じ)。"we're in the"はいずれも弱く、素早く発音されるため、「ワリンナ」のように聞こえる。
no two ways about it.
それは絶対ね。
no two ways about it definitely / for sure "no two ways about it"は"definitely"あるいは"for sure"の意味。「絶対」、「必ず」
B
You seem to know all the best places.
君はすごくいい場所を色々と知ってそうだね。
"places"は、"-ces"で、ピッチが高いところから下がっているため、本来弱い音節の"-ces"が強く聞こえる。
Where do you recommend?
どこかお勧めはある?
A
Err…well, you can't go wrong with the coastal path in Pembrokeshire, for one.
ええっと、一つはペンブルックシャーの海岸線で、ここは間違いないわね。
"can't"、"path"の"a"は後よりの長母音で、日本語の「アー」に近い発音となっている(イングランドの英語と同様)。"go"の"g"は完全に無声化しており、「コウ」のように聞こえる。
Pembrokeshire "Pembrokeshire"はウェールズ南西部にある州のこと。「ペンブルックシャー」
B
Oh, that's a bit of a drive, that is.
ああ、でも少し運転しなきゃ行けないよね。
"bit"、"that"の"t"はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音になっている。"bit of a"は繋げられて、「ビルヴァ」のように発音されている。
that is "that is"のように文尾に主語と動詞を置くことがウェールズ英語では見られることがある。コーパス言語学で言うところの「焦点前置」と呼ばれるもので、前述の主語と動詞を強調する。
Anywhere closer to home?
家から近いところでどこかない?
"home"の"h"は脱落している(イングランドの英語と同じ)。そのため、"to home"で「トーム」のように聞こえる。
A
You could try Pen y Fan in the Brecon Beacons.
ブレコン・ビーコンズのペン・イ・ヴァンはどう?
ウェールズ語由来の地名である"Pen y Fan"の"F"は、無声音の/f/ではなく、有声音の/v/で発音されている。これはウェールズ語のつづり字と発音の規則に従っているためである。ウェールズ語では、"f"1つの場合は/v/と発音し、"ff"のように2つ重ねた場合は/f/で発音する。
Pen y Fan "Pen y Fan"は南ウェールズにあるブレコン・ビーコンズ国立公園にある山のこと。「ペン・イ・ヴァン」
Brecon Beacons "Brecon Beacons"は南ウェールズにある国立公園のこと。「ブレコン・ビーコンズ(国立公園)」
Lovely views from the top on a good day.
晴れた日に頂上から見る景色は最高よ。
B
Mmm, do you reckon Ffion and Gethin could cope with the climb?
うーん、フィオンとゲスィンは山を登れると思う?
"reckon"の"ck"と"Gethin"の"th"は長めに発音されており、それぞれ「レッコン」、「ゲッスィン」のように聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。"Ffion"に見られる"ff"のつづり字は、ウェールズ語由来。ウェールズ語では"f"を二重に重ねることで、無声の/f/の発音を表す。
reckon think "reckon"は"think"の意味。「~を考える」
A
Well, if you're taking the little' uns,
小さい子供を連れていくなら、
little' uns little ones "little' uns"は"little ones"の意味。「子供たち」
erm… you might be better off trying something a bit easier first, to see how they get on, like.
まずはもう少し簡単な山から試して、二人が登れるか見るといいかもね。
"easier"、"first"の"r"は発音されていない(non-rhotic;イングランドの英語と同じ)。
like ウェールズ英語で何かを説明あるいは描写する際、文尾に"like"を加えることがある。
How about the Sugar Loaf?
シュガー・ローフなんてどう?
Sugar Loaf "Sugar Loaf"はブレコン・ビーコンズ国立公園内にある高い丘のこと。「シュガー・ローフ」
B
Wow, where's that to?
それってどこにある?
where's that to? Where's that? "Where's that to?"は"Where's that?"の意味。ウェールズ英語では場所を表す語句に前置詞を置くことがある。「それはどこにありますか」
A
Just outside Abergavenny.
アバガベニーの外れにあるわ。
Abergavenny "Abergavenny"はウェールズのモンマスシャーにある町のことで、ブレコン・ビーコンズ国立公園の近くに位置する。「アバガベニー」
Nice and easy, it is.
簡単に登れる良い山よ。
it is "it is"のように文尾に主語と動詞を置くことがウェールズ英語では見られることがある。コーパス言語学で言うところの「焦点前置」と呼ばれるもので、前述の主語と動詞を強調する。
If the kids enjoy that, you can try Pen y Fan later.
そこで子供たちが楽しめれば、次にペン・イ・ヴァンを試してみるといいかもね。
"that"の"a"は口の前の方を広く開いて、日本語の「ア」に近い発音となっている。また、"later"の"r"は発音されていない(non-rhotic;以上、イングランドの英語と同じ)。
B
Oh, alright. Sounds like a plan.
うん、それはいいね。
"alright"の"r"はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音になっており、"t"は破擦音化しているため、「オラィツ」のように聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。"plan"の"a"は口の前の方を広く開いて、日本語の「ア」に近い発音となっている(イングランドの英語と同じ)。
Fancy joining?
君も一緒に来る?
Fancy joining? Would you like to join? / Are you interested in joining? "Fancy joining?"は"Would you like to join?"あるいは"Are you interested in joining?"の意味。「あなたも参加しますか」
A
Just let me know when.
日程が決まったらおしえて。
B
Alright!
わかった!
"Alright"の"r"はたたき音で、日本語のラ行と同じ発音になっており、"t"は破擦音化しているため、「オライツ」のように聞こえる(ウェールズ英語の特徴)。
Place: カフェ
Situation: リアンがマイクにハイキングに行く場所について提案する。