fair do'sTo be fair"Fair do's"は"To be fair"の意味だが、通常の「公平に見ると」という意味以外にも、肯定的な点を認める際の間投詞として使うこともある。「加えて」、「だからこそ」
I mean, mam does seem to know half the town.
ほら、母さんって町の半分の人と知り合いのようなものだし。
"half"の"h"は脱落している。
I mean, never fit them all in a restaurant.
レストランだと全員呼ぶなんて無理だからね。
"fit"の"t"は閉鎖の開放が省略されており、"fit them all in a"は繋げられて「フィッテモーラナ」のように聞こえる。平叙文であるが、文末に向かって声の高さが高くなっていく(up-talk; ウェールズ英語の特徴)。
A
We could get in a DJ, decorate the club and make it a bit special, like.
DJを呼んで、クラブにもう少し特別感を出す装飾をしてもらうのもいいかもね。
"bit"の"t"と"special"の"s"が繋がって、「ツ」のように発音されている。そのため、"make it a bit special"はつなげて、「メィキラビッツペシャル」のようになっている。
likeウェールズ英語で何かを説明あるいは描写する際、文尾に"like"を加えることがある。
Erm… and Aunty Gwen does a cracking buffet, she does.
あと、グウェン伯母さんはすごく美味しいビュッフェを出してくれるの。
crackinggreat"cracking"は"great"の意味。「素晴らしい」
she does"she does"のように文尾に主語と動詞を置くことがウェールズ英語では見られることがある。コーパス言語学で言うところの「焦点前置」と呼ばれるもので、前述の主語と動詞を強調する。
I'm sure she'd give us a hand.
伯母さんなら協力してくれるわ。
"sure"の"r"は発音されていない(non-rhotic;イングランドの英語と同じ)。
B
Hmm, sounds like a work, but it could be fun.
うーん、大変そうだけど、楽しそうだね。
"work"の"or"は唇を丸めながら「エ」の発音をしている(ウェールズ英語の特徴)。
A
What about the cost?
費用はどうかしら?
Going into Cardiff would be pricier, right,
カーディフでやるなら高くなりそう。
"Cardiff"の"r"は発音されていない(non-rhotic;イングランドの英語と同じ)。
what with the restaurant and the taxis?
レストランの代金とタクシー代とかで。
B
I mean, at the end of the day,
でも、最終的には、
"I mean"の"I"は省略されている。
there's probably not much in it once we pay for the buffet, the DJ and the decorations for the club.
ビュッフェとDJとクラブの装飾の支払いさえすれば、そんなにかからないかもね。
"probably"の"-ba-"は発音されておらず、「プロブリ」のようになっている(速い発話ではこのような発音になることがある)。"it"の/t/は"once"の最初の/w/の影響で、[p]で発音されている(/w/は両唇をすぼめて発音するため、前の音も両唇を使う音に変化している)。"not much in it once"は繋げられて、「ノッマチニプワンス」のように聞こえる。
Which do you think mam would prefer?
母さんはどっちがいいと思うかな。
"prefer"の"er"は唇を丸めながら「エ」の発音をしている(ウェールズ英語の特徴)。
A
I reckon she'd want to have all her friends and family there.
母さんなら、友達や家族に来てほしいと思う。
reckonthink"reckon"は"think"の意味。「~を考える」
B
Yeah, you're probably right.
そうだね。多分そう。
She does like a bit of have a bit of a dance, she does, even at her age.
母さんは年の割に踊るのも好きだから。
"like a bit of have a bit of a dance"は繋げて発音されて、「ライカビラハヴァビラヴァダンス」のように発音されている。"even at her age"の部分も同様につなげて発音され、「イーヴナラーレイジ」のように聞こえる。
she does"she does"のように文尾に主語と動詞を置くことがウェールズ英語では見られることがある。コーパス言語学で言うところの「焦点前置」と呼ばれるもので、前述の主語と動詞を強調する。
she does"she does"のように文尾に主語と動詞を置くことがウェールズ英語では見られることがある。コーパス言語学で言うところの「焦点前置」と呼ばれるもので、前述の主語と動詞を強調する。