A
I'm thinking of taking Welsh classes in September.
9月にウェールズ語の授業を受けようと思うんだけど、
"classes"の"a"は口の開きが広く、日本語の「ア」に近い音になっている。また、"September"の語頭の摩擦音は有声化しており、「ゼプテンバ」に近い発音になっている(ウェールズ英語の特徴)。
You ever learned Welsh?
君はウェールズ語を勉強したことがある?
B
What, you mean apart from in school?
学校以外で、ということ?
"apart"の母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
A
Yeah, only I didn't even learn Welsh in school like everyone else
うん、僕は他の人みたいに学校でウェールズ語を勉強したことがなくて。
as our family moved to England when I was young.
うちの家族は僕が小さい頃イングランドに引っ越したから。
B
Oh that's right, I forgot.
ああ、そうだったね。
"forgot"の母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
Well I did the basics at school, you know.
私は基礎を学校で学んだの。
Learned some poems and songs for the eisteddfod, that kind of thing.
アイステズボッドの詩や歌を勉強するみたいなことをしたわ。
eisteddfod"eisteddfod"はウェールズで年一回開催される芸術祭で、詩や音楽など複数の部門がある。「アイステズボッド」
A
but I was thinking of doing something a bit more practical,
でも僕はもう少し実践的なものが学びたいな。
"more"の母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
so I can have some basic conversations when I go on holiday to north Wales this summer.
今年の夏にウェールズ北部まで休暇に行くんだけど、そこで基礎会話ができるようにしたい。
"conversation"の"o"は唇を丸めて発音している。また、"summer"の"er"は、"r"の発音はされていない点ではイングランド英語と同様だが、イングランド英語よりも口の開きが大きい(ウェールズ英語の特徴)。
B
Oh that's a good idea. Where to you going?
それは良い考えね。どこに行くの?
"Where"の母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
Where to you going?Where are you going?"Where to you going?"は"Where are you going?"の意味。ウェールズ英語では"Where"の直後に前置詞を置くことがある。「あなたはどこに行く予定ですか」
A
To the Llyn Peninsula -
リーン半島の方だよ。
"Llyn"の"Ll"は舌先を歯茎につけて、その脇の狭い隙間から空気を出すことで発音している(無声歯茎側面摩擦音、ウェールズ英語の特徴)。また、"peninsula"のアクセント位置は"su"の位置に移動している。
Llyn Peninsula"Llyn Peninsula"はウェールズ北西部のアングルシー島の南に位置する半島のこと。「リーン半島」
up, just, Pwllheli.
プスヘリのところまで。
"Pwllheli"の"ll"は舌先を歯茎につけて、その脇の狭い隙間から空気を出すことで発音している(無声歯茎側面摩擦音、ウェールズ英語の特徴)。
Pwllheli"Pwllheli"はリーン半島南部に位置する町で、住人の大半がウェールズ語話者である地域。「プスヘリ」
B
Oh it's gorgeous up there.
あそこはすごく良い場所よね。
"gorgeous"、"there"の母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
And they do speak Welsh, it's true.
そこの人たちはウェールズ語を話すよね。
A few years ago, I did a Welsh course at Clwb Ifor Bach, it was really good.
数年前に私はクラブ・イフォール・バッハでウェールズ語の授業を受けたけど、すごく良かった。
"Ifor"の"r"は舌先で歯茎を一瞬叩くようにして発音する、たたき音になっている。また、"Bach"の"ch"は喉の奥のほうで「ホ」の音を出すような発音(無声軟口蓋摩擦音)になっている。"good"の語末の"d"は無声音[t]を用いて発音している(以上、ウェールズ英語の特徴)。"years"、"course"の母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
Clwb Ifor Bach"Clwb Ifor Bach"はカーディフ中心地にある、ライブ音楽、ナイトクラブ、ウェールズ語ランゲージセンター、コミュニティセンターが一体になったパブのこと。「クラブ・イフォール・バッハ」
A
Isn't that a live music venue?
ライブ音楽が聴けるところ?
B
Yes, and a pub, um,
ええ、パブになっているの。
but it's also a Welsh language center,
そこはウェールズ語のランゲージセンターにもなっていて、
"centre"の母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
and we used to finish our classes and then go and practice speaking Welsh in the bar afterwards.
授業が終わった後にみんなでバーに行ってウェールズ語の会話練習をよくしていたわ。
"afterwards"の"s"は無声音[s]で発音されている(ウェールズ英語の特徴)。"afterwards"に含まれる、母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。一方、"bar"の"r"は米英語のように接近音で発音されている。
A
Nice idea. Are the classes expensive?
いいね。授業料は高い?
B
I can't remember exactly.
よく覚えていないけど、
"remember"の"r"は米英語のように接近音で発音されている。
Not too dear and the teachers were really good.
あまり高くなかったわ。先生もすごくよくて。
"good"の語末の"d"は無声音[t]を用いて発音している(ウェールズ英語の特徴)。"dear"、"teachers"に含まれる、母音に後続する"r"はイングランド英語と同様、発音されていない。
dearexpensive"dear"は"expensive"の意味。「高価な」
We used to have a good laugh actually.
楽しい時間を過ごしたよ。
"laugh"の母音は口を広く開けて発音され、日本語の「ア」に近い音になっている(ウェールズ英語の特徴)。
have a good laughhave a good time"have a good laugh"は"have a good time"の意味。「良い時間を過ごす」
A
I think I'll give them a ring
そこに連絡してみようかな。
a ringa call"a ring"は"a call"の意味。「電話」
and see if they've got any courses coming up.
開講になる授業があるかを確認してみる。
B
Good idea! Let me know how you get on!
いいね!入ることになったらおしえてね!
"Good"の語末の"d"は無声音[t]を用いて発音している(ウェールズ英語の特徴)。
Place: パブ
Situation: フィオンがギャレスにウェールズ語の授業での経験を話す。