東京外国語大学言語モジュール

“是”構文

1.動詞“是”
 “是”は動詞で,<A+“是”+B>は<主語+動詞+目的語>の配列になり,他の一般の動詞述語文と構文としては同じになります。
 
主語
+
動詞
+
目的語
 
 
 
 
面包。
 
(私はパンを食べます。)
 
 
学生。
 
(私は学生です。)
 
 「AはBである」という,主語と目的語の名詞句をイコールで結ぶ働きをします。この点だけ見ると,英語の be 動詞に似ていると言えます。(もちろん他の様々な異なる点があるので,be動詞とまったく同じということではありません。)
 “是”は動詞ですから,“也”“都”などの副詞を使うときは“是”の前に置きます。
他也是留学生。
(彼も留学生です。)
[Tā yě shì liúxuéshēng.]
他们都是老师。
(彼らはみんな先生です。)
[Tāmen dōu shì lǎoshī.]
2.否定形
 否定は,動詞“是”の前に否定副詞“不”をつけます。“不”は発音は“bù”ですが,第4声の“是”の前に置かれて声調変化して“不是 bú shì”となります。
他不是美国人。
(彼はアメリカ人ではありません。)
[Tā bú shì Měiguórén.]
她也不是老师。
(彼女も先生ではありません。)
[Tā yě bú shì lǎoshī.]
3.疑問文
 ここでは“吗”疑問文を作ります。一般の動詞述語文の場合と同じように,文末に“吗”を置き,表記する場合には“?”を忘れずにつけます。
 
她是学生吗?
(彼女は学生ですか。)
[Tā shì xuésheng ma?]
他也是日本人吗?
(彼も日本人ですか。)
[Tā yě shì Rìběnrén ma? ]