東京外国語大学言語モジュール

“吗”疑問文

1.中国語の疑問文にはいつくかの型がありますが,ここで学習する疑問文の作り方は最も単純なもので,文末に語気助詞の“吗ma”をつけるものです。「諾否疑問文」「当否疑問文」などと呼ばれますが,ここではその文の作り方から単純に「“吗”疑問文」と呼んでいます。
2.語気助詞“吗”は,発音は軽声の“ma”です。また,この「“吗”疑問文」に限らないことですが,中国語の疑問文は表記する際には,最後にクエスチョンマーク“?”をつけます。
3.実は,
  你不去(啊)? (あなた行かないの?)
のように,平叙文に一定のイントネーションをかぶせるだけで,あるいは“啊”などの,疑問の語気を表すわけではない語気助詞を加えるだけでも,諾否疑問文が成立することもあるのですが,疑問文であることを明示するためには語気助詞“吗”を使うのが普通なので,ここではそのパターンを覚えましょう。