フィリピノ語を含むフィリピン・台湾原住民諸語では、接辞といわれるものによって単語を拡大して行きます。それらは、
接辞 (affix)
接頭辞 (Prefix) 前につける (
mang- , ma- , maka- , maki-, など)
接尾辞 (Suffix) 後ろにつける (
-in , -an )
接中辞 (Infix) 真ん中に入れる (
-um- , -in- , など)
です。この接辞は、単語のようにそれ自身が意味を持っているものではなく、
接辞が付くとこういう意味が出てくるというもので、一般的な意味規則はなく、
基本的には接辞が付いた形を単語であるとして覚えて行く方が近道です。
「語根」は、辞書などを引くための基本の形で、一般的にはそれだけで使われることはなく、
接辞などの付いた「基本形」をもとに色々な文法的な変化をして行きます。
同じ接辞でも文法的に色々な機能を持ち、その文法的な機能は、別にして、どのタイプが接頭辞で、
接中辞はどんなもので、どの接辞が接尾辞かだけを理解して、多様に変化するその機能は、
詳しくは文法事項で勉強し、ここでは発音とその位置だけの練習をします。