東京外国語大学言語モジュール

解説


フィリピノ語では、6種類の破裂音( p , t , k ; b , d , g )があります。これらの音は、調音器官(唇から始まって鼻、のどの奥等)を開いている状態から閉鎖し、そして、息を肺から出して、破裂・解放するという3段階からなっています。しかし、これらの3つの段階がその音がどの位置に来るかによって完全に行われない場合があります。特に、フィリピノ語では、語末の破裂子音は、最後の部分の解放という部分がない非破裂音( Applosive )です。この音は、日本人には聞き取りにくい音でありますが、実際に自分で練習をして、慣れてくれば聞き取れる音ですので、発音練習を十分にしてください。(発音記号としては、 [ ˚ ] をつける。)