東京外国語大学言語モジュール

体(アスペクト)の基本的意味と具体的意味

   完了体動詞は具体的な動作に一区切り(完了・終了がもっとも明確な区切りです)をつけるときに用いられます. また完了・終了した結果に焦点があたるとき用いられます.
  不完了体動詞は、たとえ動作が完了,終了していても,そこには焦点をあてず,ある動作がおこなわれた否か,あるいは,動作の過程, 反復などの様々な意味・ニュアンスを表すときに用いられます.
完了体動詞  -具体的な一回の動作の完了・終了と結果を表す.
不完了体動詞-完了・不完了にかかわりなく,どのような動作を行うかという動作の事実,動作の種類, 過程, 反復を表す.