東京外国語大学言語モジュール

直説法過去未来(条件法)

  過去未来形は不定詞に -ia, -ias, -ia, -íamos, -íeis, -iamの語尾を加えて作ります.例外は未来形同様 dizer, fazer, trazerの3つで,これらでは不定詞から -ze- を除いたdir-, far-, trar- に変化語尾をつけます.
 
 falar話す
dizer言う
1人称単数
 falaria
 diria
2人称単数
 falarias
 dirias
3人称単数
 falaria
 diria
1人称複数
falaríamos
 diríamos
2人称複数
 falaríeis
 diríeis
3人称複数
 falariam
 diriam
 
 過去から見た未来として「...するであろうと...」という表現や過去の事柄に対する推量に用いられます.「...するであろうに」という事実に反したり,実現可能性が低い条件のもとで生じる事柄を表現する事もあります.命令や願望などを表現するときに,命令形や直説法現在に代えて,この時制を用いるとより丁寧な依頼,控えめな願望の表現になります.ポルトガルのポルトガル語では過去未来形は直説法半過去形に置き換えられるのが普通です.