東京外国語大学言語モジュール

한국어

朝鮮語

朝鮮語使用地域と人口

朝鮮語は朝鮮半島の大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国で主に話されており、その話者人口は大韓民国で約4500万人、朝鮮民主主義人民共和国で約2200万人です。この他に、中国の東北地方(延辺朝鮮族自治州・長白朝鮮族自治県など)に約200万人、アメリカ(西海岸地方など)に約200万人、日本に約60万人、旧ソ連地域(サハリン・沿海州・中央アジアなど)に約50万人の朝鮮民族が居住していますが、このうち中国とアメリカに住む朝鮮民族のほとんどが朝鮮語を母語としています。従って、合計すると7000万人ほどの人が朝鮮語を母語として使用している計算になり、朝鮮語は世界で15番目前後に多い話者人口を抱える言語です。

ここで学ぶ朝鮮語

本モジュールで学ぶ朝鮮語は、ソウルの言葉を土台にして作られた、大韓民国の標準語です。朝鮮語の標準語は1936年に「査定した朝鮮語標準語集」という名で定められました。現在の韓国の標準語は、1988年に改定された標準語規定に基づいており、この標準語を用いればどの地方でも通用します。