1音節の語で脚がある場合には、母音記号からさかのぼって最初の子音のうち、[p]、[t]、[c]、[k]、[s]、[h]に従います。
3.2.で子音文字を覚えた時に、[p]、[t]、[c]、[k] を表す文字の数がやけに多いと感じたかもしれません。[p]、[t]、[c]、[k] にはこのような「母音の読み方」の決定権があり、[k] を例にすると、
1)A子音無気音[k] (ក)、2)A子音有気音[kʰ] (ខ)、3)O子音無気音[k] (គ)、4)O子音有気音[kʰ] (ឃ)
の4種類があるのです(「有気音、無気音」の説明は、5.1.にあります)。