東京外国語大学言語モジュール

Step2 : 敬語

動作、状態の主体や受け手に敬意を表わす場合は、尊敬語・謙譲語などと呼ばれるものを用います。
 
尊敬語
 
(Nは/が)
V
(尊敬語独自の動詞)
ます
  N:動作や状態の主体
 
 *「知っている」の尊敬語「御存じだ」は「名詞+だ」であり、丁寧形も「御存じです」となります。
 
 
(1)山田さんはおそばを召し上がりました。
 
 
(Nは/が)
V(連用形)
になります
  N:動作や状態の主体
 
 
(2)田中さんは毎朝、新聞をお読みになります。
 
 
(Nは/が)
V
れます (グループ1・する)
られます(グループ2・くる)
  N:動作や状態の主体
 
 
(3)中田先生がこの本を書かれました。
(4)あの方は東京駅で降りられます。
 
 
 
謙譲語
 
(Nは/が)
V
(謙譲語独自の動詞)
ます
  N:動作の主体
 
 
(5)わたしはきのう渡辺社長のお宅を拝見しました。
 
 
(Nは/が)
V
N(動作を表わす漢語名詞)
します
  N:動作の主体
 
 
(6)わたしがかばんをお持ちします。
(7)係員がご案内します。