東京外国語大学言語モジュール

Vようと思います/Vようと思っています

これだけは覚えよう
1 意志形は単独で使うとひとりごとや勧誘の意味を表わします。話し手がある行為をする意志があることを聞き手に伝える場合には、意志形に「と思います」(普通形「と思う」)をつけて使うのがふつうです。
(1)あしたは早く起きようと思います。
2 意志を一定期間持ち続けている場合は、「と思っています」を使います。
(2)夏休みに旅行しようと思っています。
(3)木村さんは留学しようと思っています。
3 「(よ)うと思います」は、一時的な意志を直接表わしますが、「(よ)うと思っています」は意志の持続を客観化して表わします。ですから、「(よ)うと思います」は話し手自身の意志しか表わせませんが、「(よ)うと思っています」は、聞き手や第三者の意志にも使えます。
(2)夏休みに旅行しようと思っています。
(3)木村さんは留学しようと思っています。
(3)’×木村さんは留学しようと思います。
¶ただし、直接相手に意志を確かめる場合は、「と思う」が使えます。
(4)木村さんは留学しようと思いますか。