東京外国語大学言語モジュール

Vませんか

これだけは覚えよう
1 聞き手に、話し手と同じことをするよう勧め(勧誘し)たり、聞き手にある行為をするよう提案する場合に、否定疑問文「Vませんか」を使うことができます。
 
 
Vません
 
 
 
(1)A:いっしょに帰りませんか。
  B:はい。
(2)A:スケートに行きませんか。
  B:いいですね。
(3)A:土曜日の午後、テニスをしませんか。
  B:すみません。土曜日は仕事があります。
¶動詞の否定形「 V ません」については、「Vます/Vません」 を見てください。
2 誘い・提案を受けたり、断ったりするときの表現については、「誘いの受け方、断り方」を見てください。
3 誘いの表現には、「いっしょに」を用いる場合が多いです。
(1)A:いっしょに帰りませんか。
  B:はい。
余裕があれば
4 「Vますか」で、聞き手を誘うこともできますが、「Vますか」は一次的には聞き手の意向をたずねているだけなので、勧誘の色合いが表面化しません。「Vませんか」は聞き手の意向をたずねながら、「聞き手がそうしてくれるとよい」という話し手の願望も表わすので、積極的な勧誘になります。