東京外国語大学言語モジュール

Nでもいいです/Nではだめです

これだけは覚えよう
1 「Nでもいいですか」はNを許可してもらうことを求めるときに使います。
(1)A:ペンでもいいですか。
  B1:はい、いいです。
  B2:いいえ、だめです。
(2)A:レポートはあしたでもいいですか。
  B1:はい、あしたでもいいです。
  B2:いいえ、あしたではだめです。
2 「Nでもいいです」は、相手の許可や依頼に応じるときに使います。
(2)A:レポートはあしたでもいいですか。
  B1:はい、あしたでもいいです。
  B2:いいえ、あしたではだめです。
3 「Nではいけません」、「Nではだめです」は、相手の許可や依頼、状況から考えられることがらを禁止するときに使います。
(2)A:レポートはあしたでもいいですか。
  B1:はい、あしたでもいいです。
  B2:いいえ、あしたではだめです。
(3)パーティーは、ジーンズではいけません。
(4)この試験は、えんぴつではだめです。
4 「Nでもいいです」、「Nではいけません/Nではだめです」は、それぞれ「Vてもいいです」(同項目を参照)、「Vてはいけません/Vてはだめです」(同項目を参照)を短縮した形と考えることができます。これらは、状況や文脈によって意味が違ってきます。
(1)’A:ペンで書いてもいいですか。
(2)’A:レポートはあした出してもいいですか。
(3)’パーティーは、ジーンズで来てはいけません。
(4)’この試験は、えんぴつで解答してはだめです。
5 話しことばでは、「Nではいけません/Nではだめです」が「Nじゃいけません/Nじゃだめです」になることがあります。
(3)"パーティーは、ジーンズじゃいけません。