これだけは覚えよう
1 「この/その/あの」は指示詞です。「この/その/あの」は特定のNをさし示します。
2 話し手と聞き手が同じ位置でものを見る状況で、「この/その/あの」の領域は、[図1]のようになります。近い領域のNを「このN」、遠い領域のNを「あのN」、中間の領域のNを「そのN」でさします。
3 話し手と聞き手が異なる位置に立つ状況で、「この/その/あの」の領域は、[図2]のようになります。話し手の周囲の領域にあるNは「このN」、聞き手側の領域にあるNは「そのN」、両方から遠い領域にあるNは「あのN」でさします。
4 Nを修飾することばがある場合の語順に注意しましょう。
5 指示詞のまとめは、「どれ/どこ/どのN」の表を参照してください。