東京外国語大学言語モジュール

接頭辞 se- (1): 「1」「同じ」「全体」

 接頭辞 se- の主な働きには、以下のものがあります。
【1】「1」を表す
【2】「同じ」を表す
【3】「全体」を表す
【4】「時間的なポイント」を表す
【5】「限界点」を表す
 これらのうち「1」,「同じ」および「全体」を表す接頭辞 se- について、ここで取り上げます。

 接頭辞 se- は、位を表す数詞や、単位となる語(助数詞)語幹として「1」を表します。
 また、形容詞を語幹として「同じくらい~」の意味になり、一部の名詞などを語幹として se- がつくことにより「~を同じくする」といった意味を表します。
 さらに地域や組織を表す語を語幹として、「~全体,全~」の意味になります。