東京外国語大学言語モジュール

接頭辞 peN- / pe-

 接頭辞 peN- と pe- は、いずれも「語幹の意味する行為を行なう者」を表す名詞を作る働きをします。「行為を行なう者」といっても、必ずしも「人」ばかりでなく、「もの」を表す語もあります。
 peN- は、N の部分が接頭辞 meN- と同様の鼻音変化が起こります。基本的に peN- 派生語は 「meN- 派生語の表す動作をする者」といった意味で対応します。
 一方、接頭辞 pe- は形の変化を起こすことなく pe- のままの形で語幹につきます。pe- 派生語は基本的に「ber- 派生語の表す動作をする者」といった意味で対応します。