東京外国語大学言語モジュール

yang の用法

 yang は、あとに続く語句をひとまとめにして「~の(もの/人/こと)」という節を作る語です。例えば「もっと大きいのはありますか?」「昨日来たのは私の友人です」という文で、「(もっと)大きいのは」「昨日来たのは」の「の」に相当するのが yang です。
 また yang で導かれる節は、名詞の後に述べることによってその名詞の修飾語となります。例えば「絵画で、大きいの」=「大きな絵画」、あるいは「友人で、昨日来たの」=「昨日来た友人」といった具合です。
 名詞を修飾する形容詞に yang を用いた場合、yang を用いない場合に比べて特に大きな意味の違いがないものと、意味の変わるものとがあります。
 また、名詞を修飾する形容詞が複数個あったり、形容詞を別の語がさらに修飾する場合には、基本的に yang を用います。