東京外国語大学言語モジュール

近接未来:aller+不定詞

近接未来形は、(1) のように、「今すぐに~する」という差し迫った状況を描写するのにうってつけです。この表現を用いると、そうした切迫感を伝えることができます。
(1) Deux minutes ! Je vais te dire ça tout de suite.
(ちょっと待って!今すぐにそれを君に言うから)
また、話している時点(maintenant 今)に非常に近いと思われる行為を表したいときも、近接未来形を用い、単純未来形はふつう使いません。
(2) Qu'est-ce que vous allez faire maintenant ?
(あなたはこれから何をするつもりですか?)
しかしそうした例ばかりでなく、(3)のように、単純未来形と同じく、話者の意志「~するつもりだ」を表すことがあります。
(3) Je vais bientôt voir mes parents.
(私は近いうちに両親と会う予定です)
決まり文句の中でも近接未来形を用いることがあり、これらは場面とともに覚えておくのがいいでしょう。
Je vais regarder.
((店員が別のサイズを探しにいくとき)ちょっと見てまいります)
Bon, je vais réfléchir.
((客が何も買わずに店をでるとき)じゃあ、また考えます)