東京外国語大学言語モジュール

動詞serとスペイン語の文

1. まず,スペイン語の動詞は主語に従って変化します.
(1a)¿Es Vd. profesora?  - No, soy intérprete.
(あなたは先生ですか?―いいえ,私は通訳です.)
2. スペイン語の否定文では,動詞の前に否定語を置きます.否定文をつくる no 「…でない」(英語の not に相当します)と返事の no 「いいえ」を混同しないように注意しましょう.
(2a)¿María es abogada?  - No, no es abogada.
(マリアは弁護士ですか?―いいえ,弁護士ではありません.)
(2b)¿No eres historiador?  - No, yo soy periodista.
(君は歴史学者ではないのですか?―いいえ,私は記者です.)
英語のような助動詞(do not の do など)は使いません.
3. 疑問詞(「何」「誰」など)のない疑問文は上の例のように語尾のイントネーションを上げるだけでつくることができますが,動詞が文頭に来ることもよくあります.
(3a)¿Es Pedro policía?  - Sí, y Laura también.
(ペドロは警官なのですか?―ええ,ラウラもそうです.)
4. 疑問詞がある疑問文では,疑問詞が動詞よりも前になります.
(4a)¿Qué es Juan?  - Es juez.
(フアンの職業は何ですか?―判事です.)
5. 文末に ¿no? や ¿verdad? を置いて付加疑問文「~ですよね」をつくることができます.
(5a)Luisa es ama de casa, ¿verdad?  - No, es taxista.
(ルイサは主婦ですよね?―いいえ,タクシーの運転手です.)