(1) 「~し終えました」の言い方
「わたしは自分の部屋をそうじし終えました」
I have cleaned my room. と表現できます。
☞ have のあとに cleaned という形がきています。clean のすぐうしろに ed が付いて、cleaned という形になっていますね。この場合の cleaned は、過去分詞と言います。(過去分詞の作り方については、このステップの最後でまとめて説明します。)
☞ 「~し終えました」という意味は、<主語 + have + 過去分詞> で表します。
☞ 会話では have がちぢまって、've となるのがふつうです。つまり、I have cleaned は I've cleaned のようになります。
「彼は自分の部屋をそうじし終えました」は、
He has cleaned his room. と表現できます。
☞ 主語が自分や相手以外で、「彼」や「彼女」のように1人の人の場合、「~し終えました」という意味は、<主語 + has + 過去分詞> で表します。
☞ 会話では has がちぢまって、's となるのがふつうです。つまり、He has cleaned は He's cleaned のようになります。
ここで、「ちょうど~し終えたところです」という言い方も見ておきましょう。
「わたしはちょうどお皿を洗い終えたところです」は、
I have just washed the dishes. と表現できます。
☞ have の次に just という単語がきて、have just washed という形になっていますね。just は、「ちょうど、たった今」という意味を表しています。
「彼女はちょうど着いたところです」なら、
She has just arrived. と表現できます。
(2) 「~し終えましたか?」の言い方
こんどは、「~し終えましたか?」のように、動作などが完了しているかどうかをたずねる言い方を見てみましょう。
「あなたはお皿を洗い終えましたか?」は、
Have you washed the dishes? と表現できます。
☞ you と have の順がひっくり返って、<Have + you + 過去分詞> という形になっていますね。
「彼は着きましたか?」は、
Has he arrived? と表現できます。
☞ he と has の順がひっくり返って、<Has + he + 過去分詞> という形になっていますね。
ここで、「もう~し終えましたか?」のように、「もう」という気持ちを出してたずねる言い方も見ておきましょう。
「あなたはもう宿題を終えましたか?」は、
Have you finished your homework yet? と表現できます。
☞ 文の最後に yet という単語が使われていますね。ここでは yet は、「もう」という意味を表しています。
答えるときは次のように表現できます。
- Yes, I have. (はい、終えました)
- No, I haven't. (いいえ、まだ終えていません)
(3)「まだ~し終えていません」の言い方
こんどは、「まだ~し終えていません」のように、打ち消す言い方を見てみましょう。
「私はまだ自分の靴をみがいていません」は、
I have not cleaned my shoes yet. と表現できます。
☞ have の次に not がきて、have not cleaned という形になっていますね。
☞ 会話では have not がちぢまって、haven't となるのがふつうです。つまり、I have not cleaned は、I haven't cleaned のようになります。
☞ 文の最後に yet という単語が使われていますね。ここでは yet は、「まだ(~し終えていない)」という意味を表しています。
「飛行機はまだ到着していません」は、
The plane has not arrived yet. と表現できます。
☞ 会話では has not がちぢまって、hasn't となるのがふつうです。つまり、The plane has not arrived は、The plane hasn't arrived のようになります。
(4)まとめ
ステップ 41 ~ 43 では、<主語 + have/has + 過去分詞> という型を見てきました。
では、ここで、過去分詞の作り方の例を挙げておきます。
<過去分詞の形>
(a) そのまま ed をつける
clean (そうじする) ⇒ cleaned finish (終える) ⇒ finished
visit (訪問する) ⇒ visited wash (洗う) ⇒ washed
(b) そのまま d をつける(もとの単語が e で終わる場合)
live (住んでいる) ⇒ lived arrive (到着する) ⇒ arrived
(c) 語尾の y を i にかえて ed をつける
study (勉強する) ⇒ studied
この3つにあてはまらないものもあります。
have (持っている)⇒ had know (知っている)⇒ known
eat(食べる)⇒ eaten do (する) ⇒ done
take (取る)⇒ taken teach (教える) ⇒ taught
think (考える)⇒ thought write (書く)⇒ written
また、形が変わらないものもあります。
come (来る)⇒ come run (走る)⇒ run
cut (切る)⇒ cut put (置く)⇒ put
read (読む) ⇒ read
*ただし、read は発音がかわります。