東京外国語大学言語モジュール

Australian English

オーストラリア英語

オーストラリア英語は、18世紀末に最初に渡ったイギリス南東部出身者を中心とした人たちの英語を元に独自に発展した英語変種です。そのため、イギリス英語に類似していますが、語彙や語法に関しては、オーストラリア英語固有のものが多くあります。アメリカ英語と同様、オーストラリア英語は、歴史が浅く、国内における地域差はあまりありません。
社会階層の面からオーストラリア英語の発音は、cultivated(教養ある、イギリス英語(容認発音)に最も近い)、general(一般的)、broad(オーストラリア訛りが強い)の3つに分類されます。オーストラリア人の約7割がgeneral Australianの発音で話すといわれています。
出演者は、全員、神田外語大学 English Language Institute に所属するオーストラリア人専任講師です。ここでは、基本的にgeneral Australianの発音で話していますが、最もbroad Australian寄りの発音で話す傾向があるのは、会話1のEvanを演じている男性です。

「1.挨拶する」から「20.人を紹介する」は、オーストラリア特有の語彙や語法を多く含む会話です。これに対して「21.感謝する」以下の会話は、基本的にはアメリカ英語と同じスクリプトで、部分的に語彙や表現をオーストラリア英語のものに変え、オーストラリア英語で発音しています。両方を聴きくらべてみましょう。

「教室用」ページでは4つの画面パターンを用意しました。

パターン1: それぞれの台詞を聞いて覚えるのに便利です。
パターン2: 台詞を見ながら聞いて書きとるのに便利です。
パターン3: 会話全体を聞いて覚えるのに便利です。
パターン4: 役割練習などを行うのに便利です。
担当する方は画面を自由に組み合わせて授業を行うことができます。

上のメニューから項目を選んでください。

このページは科学研究費助成事業24320106『社会言語学的変異研究に基づいた英語会話モジュール開発』(研究代表者 関屋康(神田外語大学),研究分担者 川口裕司(東京外国語大学),斎藤弘子(東京外国語大学),吉冨朝子(東京外国語大学),矢頭典枝(神田外語大学),フィル・マーフィー(神田外語大学))による研究の一環として公開しています。
オーストラリア英語とニュージーランド英語の発音の特徴 オーストラリア英語とニュージーランド英語の語彙の特徴

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