言語を用いて伝達を行うとき,言語は様々な機能(役割)を果たす。カール・ビューラーのオルガノン・モデルやロマーン・ヤコブソンの6つの伝達機能は,言語学においてよく知られているが,ここで言う機能とは,むしろ,「話者が行う様々な社会活動において言語が果たす役割」という意味であり,その場合の機能は,話者の社会言語学的背景や言語活動が行われる場面や状況と密接に関連する。したがって機能別コーパスは,たとえば願望・疑問・許可の表現を含む自然会話や談話資料から構成される。
研究成果
多言語話しことばコーパス (Multilingual Spoken Corpora, MSC)
- 台湾国語話しことばコーパス
- フランス語(エックス)話しことばコーパス
- フランス語(パリ)話しことばコーパス
- トルコ語話しことばコーパス
- マレーシア語話しことばコーパス
- スペイン語話しことばコーパス 2004年度版
- スペイン語話しことばコーパス 2006年度版
- カナダ・バイリンガル話しことばコーパス
- BTSによる多言語話し言葉コーパス - 日本語1(機能別談話資料試作)
- BTSによる多言語話し言葉コーパス - 日本語2(機能別談話資料集)
- BTSによる多言語話し言葉コーパス - 日本語会話1(日本語母語話者同士の会話)
- BTSによる多言語話し言葉コーパス - 日本語会話2(日本語母語話者と学習者の会話)
- 通言語文法モジュール
- 上級学習者の日本語作文データベース